backissues: 01  02  03  04
7
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
This page is only Japanese. Sorry.
7
フランス通信 French Correspondence!
 
「友達の結婚式へ」
正確には式の次の日に新郎の実家で行われる「披露宴」に行ったんだけど。 ちなみにフランスの結婚式って、日本の「地味婚」みたいなもので区役所に新郎新婦、そして証人となってくれる友達か家族の誰かが両方から1人か二人出頭、いえ出向いて、市長さんの話を聞いて書類にその前でサインすれば結婚成立というものなのです。 話戻って、この「披露宴」というのは普通、どこかのレストランにみんなを招待したり、もしくは、ホ−ムパ−ティ風。今回のはその“ホ−ムパ−ティ”の方だったので、気楽な身内的パ−ティだと思って行ったのでした。
 
ゴッホの絵で有名な南仏アルルの田舎、見渡す限り緑の美しい田園風景の中に会場となる新郎の実家−−豪邸−−があった。
 
今、豪邸って書いたばかりだけど、実は家自体がそこまでびっくりする程大きかったのかよく覚えてないの。じゃ、、、何がすごかったのかって、、、。
 
70人もの招待客がゆったりと座って食事ができる青々とした芝生の生えた庭があり、敷地の中に15X5mくらいのプ−ルと、子供が遊べる滑り台とかシ−ソ−とか大きなおもちゃの置かれたミニ公園のある家なんて、ホント初めて見たんで。
 
庭にテント(と言ってもキャンプ用の三角ではなく町内会とか運動会とかで使われるような四角い屋根タイプの。もち、もっと洒落てるけど)を8棟ほど張って、その各下には丸いテ−ブルがそれぞれ8脚の椅子にかこまれて並んでる。アイロンのきれいにかけられた白いテ−ブルクロスの中央には生花が飾ってあり、二重になった白いお皿、ナイフ&フォ−ク、グラス2個と食後のコ−ヒ−用のカップがレストラン並みにキチンとセッティングされている。いや、レストラン並みって言うより屋外の本物レストラン。良くみると別のコ−ナ−には3〜4人のウェイタ−(本物)がカウンタ−で飲み物なんかサ−ビスしてるじゃないですか!い、一体何が始まるんだ???こ、これがホ−ムパ−ティ???
 
人だかりのある例のウェイタ−達がいるコ−ナ−に行ってみると、そこにはありとあらゆる飲み物の他に、大きなエビはあるわ、アンチョビのにんにくとレモンのマリネ(←めちゃ美味し!!)に、フォアグラ、bigorneauとか言うサザエをもっと小さくしたような、イガイガのついた巻き貝(←日本でよくリンゴやナシを食べる時に使うような、先が2つに分かれたミニミニフォ−クを中にいれて、クリっとまわすと出てくる、身のしまった異様な物体を、この日、私は生れて初めて口にしました。)、それにかなりの贅沢品が直径50cmは軽くありそうなステンレスボ−ルにテンコ盛りで並んでるとは、これまた驚き!!!
 
照りつける太陽の下、木陰に隠れながらこれらを頬張っててふと気がついた。 “な〜んで誰もテ−ブルにつかないのかなぁ〜?なんの為の美しいテ−ブル?眺める為?
 
、、、ではもちろんない。つまり今食べているのはただのアペリティフ(食前酒)と一緒に食べる“おつまみ”で、この後本格的なランチが始まるって事、、、と分かると急にエビの殻を剥く手のスピ−ドが落ち。。。
 
皆がテ−ブルにつきはじめたのはパ−ティが始まって3時間ほど経った午後3時頃。バイキングスタイルなのですが、そこに並ぶ約15種類ものよだれのでそうな豪華な料理の描写はもう省くとして、驚かされたのは、これもまた単なる<前菜>に過ぎなかった事!みんながこれらを食べ終わる頃、メインの子羊と魚が現れ、また、しばらく間が空いて、高さ2m〜3mはあろうかと思われるケ−キの登場! ARTISTの新婦を表わす「絵の具パレット」、音響関係の仕事をしてる新郎を表わす「音符」をモチーフに作られたオブジェが飾られ、また、新婦の故郷・東京のシンボルらしい銀杏の葉っぱと、新郎の故郷・プロヴァンスを代表するオリ−ブをあしらったオブジェもこの特大ケ−キのまわりに散りばめられている!!この凝った演出は新郎のママさんとケ−キ職人のアイデアによるものだとか。 いやほんと、アッパレ。
 
みんなのお腹がはちきれんばかりになってるのが肉眼でもわかる頃、どこからともなく音楽が聞え出して。
 
カ、カッコ良すぎる。さっきまで、飲んだり食ったりプ−ルで泳いだりしてた新郎の友達のミュ−ジシャン達がそのままのお気楽ム−ドで、上半身裸だったり、髪濡れたままだったりしながら芝生の上で演奏始めたのよ。それもアフリカン系の太鼓ポコポコとか、不思議な感じの木琴とかで、歌ってるのも単に“マラマラマラマラ〜♪”って聞えるし、なんか、なんか、とても、好み♪
 
新郎のパパママはもちろん、徐々に踊りだす人が増えてきて、、、肝心の新婦さんが実は既にお腹大きくって、あまり踊れなかったようですが、、、。日本じゃ人前で踊るなんて事滅多にないんでしょうね、日本からこの日来ていた日本人新婦のお母さんは、見知らぬノリのいいおじさんに “ ホラ、踊ろうぜ!!”みたいに何度も誘われて、その都度頑なに断ってたようですが、最後の最後には輪に入って揺れてましたね。可愛い♪ 時計を見るともう夕方の7時。しかし太陽は相変わらずサンサンと照り続ける、、、そんな中、いつ終るとも知れぬこのパ−ティを後に家へ帰る、、、 ポコポコ&マラマラに見送られながら。。。
 
文)ユキノキノ

質問も大歓迎。8頁のメッセージボードを使ってね。

 

 
               backissues: 01  02  03  04